東照社縁起 (トウショウシャエンギ)
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詳細
住所 |
〒 321-1431 栃木県日光市山内2280 |
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照会先 | 日光東照宮宝物館 |
照会先電話番号 | 0288-54-2558 |
ホームページURL | http://www.toshogu.jp/shisetsu/houmotsu.html |
日光東照宮に伝わる東照宮縁起は2本ある。ともに国の重要文化財。
1つは紙本墨書3巻で,、三代将軍・家光の命により、日光東照宮鎮座の根本縁起を宣揚のために天海が漢文体で撰文した。上巻は1636年(寛永13)後水尾上皇の宸筆、中・下巻は親王・公家の執筆により1639年~1640年(寛永16~17)に完成した。
もう1つは紙本著色5巻で、家康一代の事歴や日光山古来の縁起について述べた天海の草案を、青蓮院宮尊純法親王が流麗な国文の詞書に改め、これに狩野探幽が絢爛とした画面を加えて絵巻物とした。詞書25章のうち1章と18章は後水尾上皇の宸筆で、その他は親王・門跡・公家等が筆をとっている。内容は、家康の誕生から関ヶ原の戦をへて征夷大将軍宣下・他界・東照宮造営に及び、勝道上人の故事をも記し、大造替後の大祭や家光の参拝を描き、華厳滝や中禅寺湖の名勝をも載せている。1640年(寛永17)東照宮に寄進された。
東照社縁起 関連施設や情報

東照宮の祭神、東照大権現・徳川家康の在世品をはじめ、朝廷よりの寄進品、歴代将軍及び諸大名の奉納品、並びに家康が積極的であった南蛮貿易による舶来品等、広範囲に亘る宝物類がいわゆる美術工芸品として伝世して……