湯坂遺跡 (ユサカイセキ)
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詳細
住所 | 栃木県大田原市北金丸湯坂 |
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大田原市北金丸地内にある繩文中期集落跡。1957年(昭和32),1963年(昭和38)の2回発掘調査が行われ住居跡2・土壙10を検出。多量の土器・石器が出土した。中でも深さ250cmの大土壙から大小27個体の土器が発見され,阿玉台式末期と大木8a式土器が時期的に重複することが明らかになると共に,中期に伴う土壙研究の契機となった。石器では用途不明の三角錐状の石器,硬玉の有孔石器ほかが出土,大土壙からは敲具とみられる小形棒状石器が出土した。現況はほとんど山林で遺存がよく,北関東の代表的な繩文中期遺跡として1961年(昭和36)大田原市が市史跡に指定。