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佐野市出流原町字磯山。佐野市街地から北西に約9kmの位置にある池。1956(昭和31)年県指定天然記念物。環境省選定名水百選のひとつ。
古生層石灰岩の割れ目から清水が湧き出して周囲約138mの円い池となっている。池の地下には洞窟があるものと思われる。
水は一年を通して豊富で、数多くの錦鯉が泳いでいる。
池に接する磯山の中腹には藤原秀郷が勧請したといわれる三層楼舞台造の弁天堂がある。
豊富な水を利用してマスの養殖が行われており、また釣り堀やボートなどの施設・旅館があり、周辺は赤見温泉としても名高い。
池の北側は主としてアラカシの常緑林で、その中に栃木県内では非常に貴重なクリハランがあり、林の外にはオオツヅラフジ・クマツヅラ・シロミズヒキなどもある。
泉の水は赤見町を経て出流川となり、旗川が渡良瀬川に合流するあたりで旗川に注ぐ。