東荒川ダム (ヒガシアラカワダム)
詳細
住所 | 栃木県塩谷郡塩谷町上寺島 |
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照会先 | 塩谷町(総務課) |
照会先電話番号 | 0287-45-1111 |
ホームページURL | http://www.town.shioya.tochigi.jp/forms/top/top.aspx |
高原山南麓立室に源を発する東荒川の塩谷郡塩谷町大字上寺島地先に、洪水調節、流水の正常な機能の維持、上水道供給および特定かんがい用水補給を目的とするためのダム。1967年(昭和42)調査を着手、1979年(昭和54)建設に入り、工事竣功を1986年(昭和61)目標に実施中。
ダムサイトは溪谷を形成、地盤地質は後期中生代酸性火成岩類に属する流紋岩で、左岸に第四紀高原火山噴出物が分布しているが、中心線には火山噴出物は見られない。
ダム諸元は、型式重力式コンクリートダム、堤高70m、堤頂長227.5m、堤体積250.000立方メートル。貯水池は、総貯水容量61万立方メートル、有効貯水容量53.3万立方メートル。
荒川沿岸では1968年(昭和43)治水ダムとして西荒川ダムが完成したが、最近各地で発生している集中豪雨等を考えるとき、西荒川ダムと併せて荒川の治水、利水事業の一環をなすものである。ダムの完成によりその効用は、洪水調節として、計画高水流量260立方メートル/sのうち220立方メートル/sを調整し、下流沿岸の水害を防除する。
流水の機能維持は、荒川沿岸の既成農地に対するかんがい用水その他の用水の補給をなす。上水道供給として、塩谷町上水道用水に日量1万立方メートル、喜連川町に9000立方メートルの取水を可能にする。特定かんがい用水は、芳賀台地地区の畑地のかんがい用水の補給を行う。付替道路は県道藤原線で、産業観光道路となる。