千本松牧場 (センボンマツボクジョウ)
詳細
住所 |
〒 329-2747 栃木県那須塩原市千本松799 |
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照会先 | 千本松牧場 |
照会先電話番号 | 0120-36-1025 |
ホームページURL | http://www.senbonmatsu.com/index.html |
西那須野町(那須塩原市千本松)現の北部に位置し、塩原町に隣接する海抜330mから440mにおよぶ、洪積火山灰土壤の高原。
1893(明治26)年に松方正義が那須開墾社の懇請により1145ha余を買い受け、
アカマツが密生繁茂していたことから千本松農場と名づけた。
その後、更に請われて関谷地区41ha余、西那須野地内飛び地464haを加えて、総面積1650ha余として植林農場の経営を開拓し、
クヌギ800万本のほかスギ・ヒノキを植栽。1903(明治36)年、松林内に邸宅を建て松茂山荘と名づけた。
その後土地を肥やすため緬羊を導入、更に競走馬の改良育成に当たり、那須野号などの名馬を数多く生産した。
1928(昭和3)年蓬莱殖産㈱がこれを引き継ぎ運営し、木炭を主要生産物とする林場として経営されてきたが、
自作農創設のため小作人などに180ha余を売り渡し、1937(昭和12)年、国立種馬所用地として県に151ha余を売却、
1943(昭和18)年、馬事研究所用地として国に171ha余を寄付した(現在農林省草地試験場・栃木県酪農試験場)。
1946(昭和21)年、自作農創設特別措置法が公布され、農場の一部約270haの未墾地が買収され、
875ha余の経営面積となって現在に至っている。現在牧場の全面積は831haである。
農場は林産部・農産部・畜産部の三部門で生産が行われている。
場内林地は開場当初より禁猟区の指定を受け、生息野鳥60数種類を数える。
牧草を主体に飼料作物の栽培、乳牛(ホルスタイン種)の改良に努め、優秀雌牛の生産販売をすると共に、
気密サイロによる通年ヘイレージ給与による飼料の均一化を図り、乳牛の産乳能力を高めている。現在飼養頭数約550頭。
今日では牧草づくりから乳製品の生産までの「一貫生産」を行っています。