真岡藩 (モオカハン)
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住所 | 栃木県真岡市 |
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近世初頭に芳賀郡真岡(現真岡市)周辺を領した小藩。真岡は中世以来の芳賀氏の居城であったが,1597年(慶長2)の豊臣秀吉による宇都宮氏改易と運命を共にし滅び,その後,1601年に浅野長政の三男長重が2万石で真岡に新封され,ここに真岡藩が成立した。1611年に長重の転封後,堀親良が1万2千石で入封し継いだ。その後親良は加増され,1618年(元和4)那須郡烏山城2万5千石へ転封し,真岡には稲葉正成が2万石で新封された。正成の没後は正勝が継いだが1632年(寛永9)に加増されて小田原城に転封となり真岡藩は廃藩となった。なお真岡周辺はその後も小田原藩の飛地として稲葉氏・大久保氏と領有され,1783年(天明3)小田原藩より上知されてからは天領として幕府支配となっている。