衹園祭 (ギオンサイ)
詳細
住所 |
〒 321-4293 栃木県芳賀郡益子町 |
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照会先 | 鹿 島 神 社 TEL 0285-72-6221 http://www.kashimajinja.com/ 益子町観光協会 TEL 0285-70-1120 http://blog.mashiko-kankou.org/ |
料金 | 23 日(土)10:00~ 八坂神社祭禮・衹園祭・出御祭 18:40~ 手筒花火(共販センター南駐車場) 24 日(日)13:00~ 御神酒頂戴式 25 日(月)10:00~ 還御祭 22:00~ 御上覧 |
時間 | 11:00~ |
~御神酒頂戴式、羽織袴の男衆が、大杯に注がれた熱燗3杯を飲み干す~
衹園祭は1705 年(宝永2)頃疫病が流行し、人々は生命を失い、作物は害虫にあい、天王信仰により祭りを行い、怨霊や疫病を鎮めたことに始まります。また、祭を通し豊作や幸福を祈りました。鹿島神社境内末社の八坂神社の祭礼で昔は天王祭と呼ばれていました。
現在では、氏子地区5町会(新町[しんまち]・田町[たまち]・道祖土[さやど]・城内[じょうない]・内町[うちまち])が毎年当番制で行います。当番町には御仮屋(おかりや)が設けられ、23 日の出御祭(しゅつぎょさい)と25 日の還御祭(かんぎょさい)の際には、神社より神輿の渡御が行われます。
24 日(日)の当番引継の儀式では、江戸時代から伝わる町指定の民俗文化財「御神酒(おみき)頂戴式(ちょうだいしき)」が当番町の当屋で行われます。羽織袴の男衆は猛暑の中、顔を真っ赤にしながら大杯の熱燗を飲み干し、五穀豊穣、無病息災を祈ります。
「御神酒頂戴式」は、1年365 日になぞり、大杯になみなみと注がれた3升6合5勺(約6.5 リットル)の熱燗3杯を飲み干す儀式です。関東三大奇祭のひとつに数えられるこの儀式は、何といってもこの祭り最大の見所です。当番町の男衆が飲み干した後、来年の当番町の男衆10 人も大杯に挑戦します。25 日(月)の祭りのフィナーレは、「御上覧(ごじょうらん)」と呼ばれる屋台の神前奉納の儀が行われます。
また、23 日(土)には、両手で持つ「手筒花火」と片手で持つ「小型手筒花火」の打上げが行われます。「手筒花火」では、直径20cm 長さ80cm の筒に火薬を詰め、それを手で持ち火を付けます。空に向い火炎を吹き上げ、火の粉は8m にも達します。打上げ者の熱い思いが光る「手筒花火」は、陶芸の町に相応しい炎の祭典です。