後藤遺跡 (ゴトウイセキ)
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詳細
住所 | 栃木県栃木市 |
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本遺跡は藤岡町(現栃木市)みかも山の南方約1㎞にある旧越名沼に臨む台地に存在した繩文時代後期から晩期にわたる集落跡であったが、東北自動車道の建設により湮滅。遺構や遺物は包含層の中に上下二層に分かれて存在した。上部の黒褐色土中からは加曽利BII式から安行II式期の住居跡や焼土塊で、焼土塊と周辺からシカやイノシシの歯牙・骨・みみずく形土偶・大量の土製耳飾・土鍾・石錘と多くの打製石斧・
砥石などと土器類が検出されて、これらの組みあわせから繩文時代後期後半の人々の共同体の存在を窺うことができる。下部のローム直上からは堀之内I式期の竪穴住居跡や小竪穴が検出された。