金剛定寺 (コンゴウジョウジ)
詳細
住所 |
〒 321-0913 栃木県宇都宮市上桑島町1041 |
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照会先 | 金剛定寺 |
照会先電話番号 | 028-656-2412 |
ホームページURL | http://kongoujouji.com/ |
宇都宮市上桑島町。桑島山。真言宗智山派。開基峯忍比丘1278(弘安元)年に創建された。
不動明王垂応の霊場である。能満寺と称した。
1278(弘安年中)年頃、鎌倉の将軍惟康は大病にかかってしまう。
その時に幕府は峰忍公の名声を聞いて使者を遣わして病気平愈の祈願をさせた。
峰忍公は不動明王の法を修して病身を加持すると病立ちどころに除かれ病気は回復へ向かった。
よって幕府より伽藍数宇と荘園の寄進を受け寺門漸く整った。
その後1495(明応4)年、中興第1世祐請上人の時、
この夏日照りが続いて、雨が降らなくなること九旬、村人たちは憂悲して上人に祈雨を願った。
上人が鬼怒川野手渕の辺に壇を設け請雨の秘法を修した。上人は仏舎利一粒を渕に投じ竜王に献ず。
すると、黒雲天に満ち降りそそぐ雨で一寸先も見えぬ状態となり、万物漸く蘇生し、住民はひどい苦しみから救われた。
このことが天聴に達し後小松天皇により、金剛定寺の額を賜り寺号を改称した。
上人は御賜の額を山門に掲げ法門を拡張し枝院を開くこと18か寺。末寺となるもの300余寺あったと伝える。
中興第6世真海上人の時1563(永禄6)年、東寺宝菩提院亮恵僧正当寺に伝法灌頂壇をひらいた。
それ以来関東の大本寺・常法談林とし朱印25石を受けて真言宗の名刹となった。
しかし数度火災にあい伽藍及び古文書等概ね烏有に帰し現に寺宝として伝るものには、
銅製宝篋印塔(元文元年作)。大般若経600巻(元禄14年寄進)。
当山来由記(元禄元年筆)一軸。金胎両部曼茶羅一対。八祖大師画像八軸等がある。
また、1988(昭和63)年12月27日に県の天然記念物に指定された金剛定寺のカヤがある。
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