田沼町 (タヌママチ)

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住所 栃木県佐野市

安蘇郡の町。本県の南西部に位置し、東は唐沢山系を境として、下都賀郡岩舟町および佐野市に、南西部は足利市に北西部は群馬県桐生市に、北東部は葛生町に接し、県都宇都宮から約50㎞に位置している。
遠くは平将門を掃討した藤原秀郷が唐沢山に築城し政治文化の拠点として栄えて来た。1889(明治22)年4月の町村施行当時、わずか23.04平方キロメートルにすぎなかった町の面積は、1954(昭和29)年全国的に新市町村建設気運が高まり、田沼町、三好町、野上村の一町二村が同年3月31日に合体合併となり、さらに1956(昭和31)年9月30日新合村、飛駒村も編入合併し新田沼町が発足した。
しかし、1968(昭和43)年4月1日大字飛駒の一部(入飛駒地区)を県境変更し、群馬県桐生市へ分離した。
2005(平成17)2月28日佐野市・葛生町・田沼町は合併し、現在の佐野市となり田沼町は廃止となった。旧田沼町は根本山を始めとする1200mの連山を北に仰ぎ、そこを源とする旗川など三筋の流れにはさまれた扇状地であり、山岳部が全体の約80%をしめている。従って林業・農業が主体であり農産物としては米麦、いちご、しいたけ、こんにゃく、桑が主なものである。また商工業では縫製業、日本瓦の製造・砕石鉱業もさかんである。
恵まれた自然環境を利用し、ゴルフ場はもちろん北部山村地帯では、山菜取り、ハイキング、キャンプ、魚釣りなどが盛んである。2001(平成13)年には道の駅「どまんなか たぬま」がオープン。
農産物直売所・地域の特産物・飲食店などさまざまな施設が設けられており、現在も県内外からの観光客で賑わっている。
また東京から約80㎞の圏内にあり、JR両毛線・東武佐野線、道路は国道293号線、東北縦貫自動車道の伸長によって、首都圏都市の性格を強めた。
旧田沼町は美しい自然環境・歴史の輝きとともに、活気ある発展の見込まれる町として期待されてきた街である。

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