筏流し (イカダナガシ)

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木材を筏の形に組み、筏師の操作により川を下って運搬すること。
全国各地の河川で行われ、栃木県でも那珂川・黒川・鬼怒川などで行われたが、特に鬼怒川が代表的である。
鬼怒川の筏流しは元和年間(1615~1623年)に始まった。
那須山から日光山一帯、特に高原山麓は木材の宝庫であったため、幕府は日光造営の用材確保のためこの地域に禁制をしき、宇都宮藩も厳しく取り締まった。
宇都宮藩は高原山麓約30村を「山根八千石」と呼び、炭・薪・木材を上平河岸から筏で搬出していた。
鬼怒川の筏流しは小佐越・柄倉から材木を放流し、高徳付近で陸揚げし、土場と呼ばれる貯木場で筏に組んだ。
また佐下部・小百方面の木材は籠谷付近の土場で岡田に組まれた。
筏流しは鬼怒川支流の大谷川でも盛んで、この川から江戸に流れていった材木は、小来川・板荷両村のものが多かった。
これらの流木は針貝・町谷・篠井の流域で引き揚げられ、土場で筏に組まれた。
筏は普通二人乗りで、長い竹竿で操った。簡単な小屋もあり、生活用具もわずかながら積んでいた。
筏師たちが歌った「筏節」は現代まで残っている。

鬼怒川沿岸に生まれた材木仲買商人は雑貨商なども兼ねるようになり、次第に地方の商品流通の中核を担った。
材木仲買商人は初め別個に活動していたが、後に組織化し1805(文化6)年には塩谷町・上河内村・今市市にまたがる10組295人の「売木惣仲間」を結成した。
鬼怒川河畔には各所に「筏改所」という筏の検問所が置かれ、筏を厳重に検察した。
筏改所は上平・阿久津・汗の3箇所に、利根川では木野崎に置かれていた。
筏流しが盛んになるにつれ川沿い・川下の村々との間に筏流し論争などの訴訟がたびたび起こった。

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