日光街道 (ニッコウカイドウ)
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詳細
住所 | 栃木県日光市 |
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江戸時代、江戸から日光山へ通ずる従来の奥州街道を改修して設定した街道で、東照宮の参詣道路として重要視され、五街道の一つとして道中奉行の管轄下にあった。
2代将軍・秀忠、3代・家光、4代・家綱等の社参には壬生通りが多くつかわれている。壬生通りは日光西街道とも呼ばれ、宇都宮宿の混雑をやわらげるのに利点があったといわれる。また今市までを例幣使街道の延長とみて、現在でも例幣使街道とよび慣わしている。
将軍の日光社参、諸大名や士庶の日光参詣、参勤交代のための北関東や奥羽の諸大名の往来、庶民の通行、公用荷・商人荷の輸送などにより、道路や宿駅は次第に整備された。
日光街道で最も賑わった宇都宮宿は戸田家77850石の城下で、1843年(天保14)には本陣2軒・脇本陣1軒・旅篭屋42軒が軒を連ね、伝馬町には人馬25名・25足を備えた問屋場があった他、荷物貫目改所があった。