足尾町 (アシオマチ)
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詳細
住所 | 栃木県日光市 |
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旧上都賀郡。2006(平成18)年に現日光市に吸収合併された。
面積185.61平方km、人口3,220人(2006(平成18)年3月31日)。
県の最西端にあり、利根川の一大支流である渡良瀬川の源流に位置する。
1610(慶応15)年に銅が発見されたことにより、小規模な農耕集落でしかなかった山村が日本屈指の鉱山都市へと発展した。
1973(昭和48)年に銅採鉱は廃止されたが、現在は産業廃棄物の処理や輸入鉱石による製錬が行われている。
また、閉山した鉱山から産出される鉱泥を用いた足尾焼きが盛んになりつつある。
現在8軒の窯元があり焼き物作りを行っている。
天然資源の宝庫であり、栃木県の庚申山・男体山・女峰山及び群馬県の袈裟丸山にしか自生しない国の天然記念物コウシンソウの自生地である。
1954(昭和29)年奇岩怪石の山容と信仰登山の霊峰として知られる庚申山が、日光国立公園に編入された。
1958(昭和33)年には横根山高原台地一帯が前日光県立自然公園に指定された。
1978(昭和53)年には九十九折の細尾峠に代わって日足トンネルが開通し、日光・宇都宮側からの往来がしやすくなり、冬季に孤立することもほぼなくなった。