織本道三郎 (オリモトミチサブロウ)
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詳細
住所 |
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1895~1974(明治28~昭和49)年。発明家・鉄骨木造大張間建築。
南河内町(現宇都宮市)出身で、1910(明治43)年に宇都宮中学校に転校。
1916(大正5)年に東京高等工業学校(現東京工業大学)建築科を卒業、鉄道省に奉職。
1922(大正11)年に鉄道省を辞め母校の研究生となったが、1923(大正12)年9月の関東大震災の体験から建築物の耐震性を痛感し、研究生を辞する。
同年12月、日本で最初の建築構造体の設計監理を業務とする建築事務所を開設。
その取扱い件数は数千件といわれ、県内関係の設計建物には戦前で県庁舎、戦後で氏家中学校体育館・鹿沼産業文化会館・日光青少年センター・国学院大学栃木高校などがある。
1952(昭和27)年に鉄骨大張間の特殊組方・木造接手の改良およびその他の発表考案により藍綬褒章。
1965(昭和40)年には建築界の功績により勲四等旭日小綬賞、1974(昭和49)年生前の功績により従五位を賜わった。
東京都建築事務所協会会長・全国建築士事務所協会連合会長・東京デザインアカデミー顧問などを歴任。