大沼渉 (オオヌマワタル)
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住所 |
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1844~1899(天保15~明治32)年。明治期の軍人。陸軍少将・男爵。黒羽藩士の家の出身。
1866(慶応2)年黒羽藩の大目付となり、翌年には郡奉行として益子に就任した。
戊辰戦争では新政府軍の立場で奮戦し、その功績は高く評価された。
1869(明治2)年には黒羽藩の権大参事に任命され、廃藩置県時には宇都宮県に出仕、翌年には茨城県の九等出仕となった。
この頃鹿児島へ行き西郷隆盛と出会い、西郷の口添えもあって1874(明治7)年に陸軍少佐の辞令を受けた。
1878(明治11)年仙台鎮台の歩兵第4連隊長、1882(明治15)年に陸軍大佐、仙台鎮台参謀長に就任。
1885(明治18)年には陸軍少将として歩兵第9旅団長に就任、1891(明治24)年には近衛歩兵第1旅団超となったが翌年眼病のため休職した。
1899(明治32)年10月に死去したが、死去当日に戊辰戦争の軍功により男爵位を授けられた。