コウシンソウ (コウシンソウ)
map
詳細
住所 |
---|
タヌキモ科の多年草の食虫植物。本県特産の高山植物で、庚申山、日光市の男体山、
女峰山、一部の湿った岩壁に生える。
根生葉はロゼット状に出て明らかな柄があり、縁は少し内側にまき、表面には多数の小さな腺毛があり、
粘液を出して小虫を捕えて消化する。花は6~7月に咲き、花柄は3~8cmで、短い腺毛があり、
普通は2本の枝に分かれ、先に横向きの淡紫色の唇形の一花をつける。花冠の基部に細長い距がある。
花後花柄は伸びて倒卵形の果実をつけ、上方にそり返り、岩壁に種子を散布して繁殖する。
1890(明治23)年に三好学博士によって足尾(現日光市)の庚申山で発見され、この山の名によって名づけられた。国の特別天然記念物に指定されている。