コウヤマキ (コウヤマキ)

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住所

スギ科(あるいはコウヤマキ科)の常緑高木。中世代(今から7000万年~2億3000万年前)に地球上に現われ、
欧州では100万年前ぐらいまで生きていたが、今では日本にだけ生き残った植物である。北限は福島県耶麻郡であるが、
本県には現在、自生はしないで、庭木としてだけ植えられている。
しかし、日光の戦場ケ原のミズゴケ泥炭層の中にはコウヤマキの花粉が見つかっていることから
昔は本県にも自生していたのであろう。和名は高野山で霊木として保護されていることが由来である。
和歌山県では一般の民家の庭には植えないことになっている。
この葉の表面の中央には縦に溝があるが、これは構造上、マツの葉を2本並べてくっつけたようになっているためである。
栃木県指定の天然記念物として4件ある。
【西明寺のコウヤマキ】益子町西明寺境内。1954(昭和29)年9月7日指定。
樹高30m・目通り周囲5.4m・枝張り東西南北とも11m・推定樹齢780年以上。
この木は1209(承元3)年土御門天皇の御代、宇都宮景房が堂宇改修の折の記念として植えたものという。
北関東最大のものである。
【那須町のコウヤマキ】那須町芦野。1957(昭和32)年8月30日指定。
樹高24m・目通り周囲5.35m・枝張り東西8m南北9m・推定樹齢500年以上。
後土御門天皇の1469~1486(文明年間)年、
太田道灌の設計で芦野資興が修築した桜ケ城の築城記念樹であるという。
桜ケ城の東方の小さい台地に、他の木々をぬいてそびえ立つ巨木である。
【しだれコウヤマキ】宇都宮市下岡本町。1977(昭和52)年7月29日指定 。
樹高19m・目通周囲1.85m・枝張り東西18m南北8m・推定樹齢200年以上。 個人所有である。
このコウヤマキは枝のほとんどが垂れていて全国的に見ても非常に珍しいものである。
【芳志戸のコウヤマキ】芳賀郡芳賀町芳志戸。1990(平成2)年1月26日指定。
樹高30m・目通り周囲4m・枝張り10m・推定樹齢400年以上。個人所有である。

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