平家物語 (ヘイケモノガタリ)
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平家の栄華と没落を描いた軍記物語である。
「那須与一」は物語中の合戦場面で特にすぐれている。源義経に従って平家追討のため西国に赴いた与一は、屋島において扇の的を射て手柄を立てた。合戦の終えた夕方、沖の平家が船上に扇の的を立てて招いたので、与一は義経の命で馬上海中に入ったが、折からの風で的が定まらない。目をふさいで「南無八幡大菩薩、別しては我が国の神明、日光権現、宇都宮、那須湯泉神社、願はくはあの扇の的射させたばせ給へ」と祈るうちに風も弱まったので、強い弓に鏑矢をつがえて射放つと「誤またず、扇の要際一寸ばかり射て、ひふっと射切ったる」折からの夕陽に映えた扇は空中に翻り、沖の平家、陸の源氏の両軍も戦いを忘れて与一を賞賛した。巻十一にある。なお、与一の墓は大田原市福原の玄性寺に残る。
「橋合戦」は平家物語中最初の合戦場面を描く。源三位頼政が高倉の宮を奉じて平家打倒の兵を挙げ、宇治の平等院に立てこもったとき、平家方は大軍をもって迫ったが、増水した宇治川を渡ることにためらっていた。平家方の下野の足利忠綱は、故国の利根川を例に出して一気に川を押し渡り、平等院内に攻め入った。巻四にある。



