金剛桜 (コンゴウザクラ)
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詳細
住所 |
〒 321-1431 栃木県日光市山内2300 |
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照会先 | 日光山輪王寺 |
照会先電話番号 | 0288-54-0531 |
ホームページURL | http://www.rinnoji.or.jp/ |
日光市輪王寺境内。1936(昭和11)年12月16日国指定天然記念物。
樹高10m・根廻り約6m・根元から大支幹に分かれて特異な枝ぶりである。
主幹の周囲は約39m・枝張り東西11.3m南北12m・推定樹齢500年。黄芽のヤマザクラで、5月10日前後が見頃である。
花は白色で芳香があり、ヤマザクラの名品種である。言い伝えによると1877年(明治10)頃、
当時の輪王寺門跡である湛厚(彦坂)大僧正が、その頃寺の中庭にあったこの木を、
三仏堂移築の時に現在の地に移植したということになっている。
1882(明治15)年に床次正精が描いた「輪王寺三仏堂」(輪王寺蔵)にはこの木が出ていないので、
これ以後の移植と思われる。いずれにせよ、当時でもかなりの古木であり、皆が枯死を心配したが、
大僧正の心のこもった手入れによって見事に活着した。金剛桜の名は湛厚大僧正の謚(死後の名)である金剛心院にちなんでつけられた。
戦後の一時かなり弱ったが、根部の更新作業をやって樹勢をもり返した。
1998(平成10)年から2000(平成12)年にかけて二度目の本格的な樹勢回復治療が施されて現在に至っている。