田代善吉 (タシロゼンキチ)
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1876~1955(明治9~昭和30)年、那須郡高林村(現黒磯市)に生まれる。黒滝と号す。
下野中学校を卒業。文部省検定試験に合格、県立宇都宮高等女学校教諭・静岡県三島高等女学校・県立宇都宮中学校・女子師範学校・下野中学校で教師となる。1918(大正7)年7月、郷土史研究団体「下野史談会」を創設し、機関誌「下野史談」を発行、戦時中も廃刊することなく現在に至っている。著書の主なるものに、栃木県旅行唱歌・食物史・宇都宮誌・宇都宮市史、・下野国史・祭祀と農業・明治天皇之御遣蹟・日本農業史・栃木県誌・栃木県史等がある。特に栃木県史17巻は、1933年から1942年の9ヵ年にわたり、著者が全精力を傾けて自費出版したもので、今日の地方史刊行に先鞭をつけたものである。
1899(明治32)年の東北線箒川鉄橋からの列車転落事故遭難、犠牲者の供養碑や蒲生君平、児島強介の誕生地の碑を建立した。この間県史蹟名勝保存会委員・小学校教員検定委員・神職会講師・県文化財保存委員・日光杉並木街道保存委員等となる。藍綬褒章、県文化功労章。