田波御白 (タナミミシロ)
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1885~1913(明治18~大正2)年、歌人。本名庄蔵。前号は水韻。下都賀郡中村(現小山市南小林)に生まれる。
旧制栃木中学校・第六高等学校・東京大学英文科に学ぶ。中学生のころから短歌を始め、金子薫園の門に入り、『新声』に作品を発表し、白菊会同人として活躍した。大学卒業前に胸を病み、才能を惜しまれながら早世した。その歌集は死後に編まれた『御白遺稿』一冊である。悲恋と病苦の歌が多い。
「枯草のうへにしづかにいねてあり木の葉ちり来てわれを埋めよ」
「やはらかに草ふみゆけばさくらちるやはらかに身にかなしみはしむ」