板戸用水 (イタドヨウスイ)
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板戸村の次郎平が1610(慶長15)年に同村川岸前で鬼怒川から水をひき、苅沼新田を開発したことに起源を持つ。
1670(寛文10)年には、ため池灌漑に頼り小規模な水田しかなかった苅沼、野高谷、道場宿、氷室、打越新田の6村がこの用水とその間を阻む台地を結びつけるトンネル工事を完成し、六ヶ村用水が成立した。
1707(宝永4)年には水不足に苦しむ東水沼村の溜守・岡田八兵衛などの尽力により台地を掘削した同村内のため池を満たすことができ、東・西水沼村が用水利用に加わった。
1776(安永6)年にはさらに竹下・鐺山・上龍谷が加わり、約321町歩を潤す板戸11ヶ村用水に発展した。