柳原用水 (ヤナギワラヨウスイ)
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詳細
住所 |
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開削せられたのは,1667年(寛文7)という。灌漑用水引き入れに関して奉行所に出願許可を得て,代官岡上次郎兵衛の指図を受け,桐生領境野村の内三本松より渡良瀬川の水流を堰留め,小俣・葉鹿・大前・山下・五十部・今福の地内を経て五箇村(旧足利市内)に引き込んだ。このことから五箇用水の別名がある。しかし,貞享年間の洪水により,河流に変更を来し,三本松の取入口を破壊されたため通水不能となったので,その年に下流の大前村字柳原の地点から渡良瀬川を堰止めて引き入れるようになった。その後1823年(文政6)の出水で水門等も一切流されてしまったので,上流に取入口を移し新たに堀をおこしたのが今日の元堰に及んでいる。柳原用水の呼称は,文政頃からであるという。