行者堂 (ギョウジャドウ)
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詳細
住所 | 栃木県日光市 |
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二荒山神社本社から滝尾神社に向けての老杉の中の坂道を登りつめたところにある古い堂。栃木県指定文化財。
本尊は奈良時代の山岳呪術者で修験道の祖、役小角。
行者堂の創立年代は不明で、1577年(天正13)再建の記録がある。
堂にはワラジなどがたくさんぶらさげられている。役小角が健脚の元祖として敬われたためで,昔は車夫や飛脚、現在では登山者などの信仰が篤い。
薄暗い堂の奥に納まる役小角は,高下駄をはいて目を怒らせてたたずむ運慶作と伝えられる木像。以前は前鬼・後鬼を従えていたが、1979年(昭和54)3月に前鬼・後鬼の二像が盗難にあって無くなった。。
行者堂は昔は禅頂行者道の始点で、現在でも女峰山への登山道にあたり、史跡探勝路の帰路にも当る。