南蛮胴具足 (ナンバンドウグソク)
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詳細
住所 |
〒 321-1431 栃木県日光市山内2301 |
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照会先 | 日光東照宮宝物館 |
照会先電話番号 | 0288-54-2558 |
ホームページURL | http://www.toshogu.jp/shisetsu/houmotsu.html |
徳川家康が関が原の合戦に着用したと伝える具足。国の重要文化財。
室町時代末期、火繩銃の伝来により在来の伝統的な胴丸の形式に改変が加えられて当世具足が生れたが、その一種として新たに舶来した西欧甲冑の部分を転用したりしてできた南蛮胴具足が、当時の武将にもてはやされた。
この具足は2枚胴で、前面にしのぎが立ち線彫りに銀象嵌を施し、兜はため塗の桃実型、肩当ては前後2枚の半月型の板金を鋲留めにし、これらは西欧甲冑から転用した。これに古式の頬当てや桐紋散らしの籠手を具し、異風な中にも武張った仕立てにしてある。
これを収めた桐製の外箱には「関原御陣御着用御具足」と墨書され、その由緒を伝えている。なお具足櫃は山伏笈形の背負櫃で、麻糸をよった負い綱が附属している。
南蛮胴具足 関連施設や情報
東照宮の祭神、東照大権現・徳川家康の在世品をはじめ、朝廷よりの寄進品、歴代将軍及び諸大名の奉納品、並びに家康が積極的であった南蛮貿易による舶来品等、広範囲に亘る宝物類がいわゆる美術工芸品として伝世して……