温泉神社 (ユゼンジンジャ)
詳細
住所 |
〒 325-0301 栃木県那須郡那須町湯本182 |
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照会先 | 那須温泉神社 |
照会先電話番号 | 0287-76-2306 |
延喜式内社。那須郡那須町大字湯本。
主祭神は大己貴命・少彦名命、配神は誉田別命。例大祭10月8・9日、8日に湯汲祭・献湯祭、9日に献幣祭・神幸祭が執行される。
8日に行われる湯汲祭は鹿ノ湯源泉を湯桶に汲み温泉発見者を祀る見立神社に供え、温泉に感謝する神事を行う。
第34代舒明天皇の御代、630(舒明天皇2)年に狩ノ三郎行広が白鹿を追い求め山中に湧く温泉を発見し本社を創建したと伝わる。
奈良時代の貴族の温泉浴のことが正倉院文書に見られ、869(貞観11)年従四位上を授けられたことが三代実録に見える。
那須与一宗隆が屋島の合戦の折に扇の的を射る際、成就を祈願し見事射抜いた逸話が有名である。
1185(文治元)年、那須与一宗隆は神恩に感謝し社殿・神楽殿・鳥居などを建立したと伝えられる。
大関氏の時代に社領20石が寄進され、藩主自らの例祭参拝は明治時代まで続いた。
那須郡には大小合わせて80ほどの温泉神社が鎮座しているが、当社がその中心である。