小貝川 (コカイガワ)

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住所 栃木県芳賀郡市貝町


市貝町北部の喜連川丘陵に発し、続谷川、桜川、大川の支流によって樹枝状谷を形成して鶏足山塊の西縁を南流する。
益子町、真岡市を貫流し茨城県下館市で支流の五行川を合わせ取手市東端で利根川に注ぐ。
古くは子飼川、蚕養川とも表記されていた。流路延長約112㎞、流域面積約1043平方キロメートル(利根川合流点まで)。
小貝川はかつて、鬼怒川とともに茨城県南部に一大湖沼群香取海を形成し鹿島灘に注いでいた。
1615~1623(元和年間)年から1654(承応3)年にかけての一大流路変更工事によって、それまで隅田川、
江戸川放水路の流路で東京湾に注いでいた利根川、渡良瀬川は、鬼怒川、小貝川と合流して鹿島灘に注ぐことになった。
これと並行して小貝川沿岸湿地の開発も進み、江戸幕府の勘定奉行であった伊奈忠次とその子忠治によって、
1629(寛永6)年大木丘陵の開削、1630(寛永7)年文間丘陵の開削が行われ、
鬼怒川と小貝川の分流工事が完成して治水の効果をあげた。
また、1625(寛永2)年に福岡堰、1630(寛永7)年に岡堰、1667(寛文7)年に豊田堰の関東3大堰を完成させ、開拓を進展させた。
小貝川は流域の多くが平野であり、河川の勾配が緩いなどのことから氾濫時の出水が引きにくく
利根川本川からの逆流の影響を広く受けてしまうという特徴がある。利根川との合流工事完成後、
洪水により利根本流が小貝川に逆流、しばしば大水害に見舞れた。
中・上流域の開発も進み、真岡市東郷の大前神社左岸で取水し、
旧山前村、旧物部村(共に現真岡市)、茨城県旧河間村(現筑西市)の約1500haを灌漑する穴川用水は、
すでに江戸時代以前に開削されていたと伝えられた。江戸時代末、1821年(文政4)には二宮尊徳による改修や耕地開発も行われている。
小貝川中流域は蚕養川の別称からもわかるように、近世以降北関東の養蚕業の中心地を形成し、
現在でも結城市や小山市の小貝川右岸地域は「本場結城紬」の主産地となっている。
また、真岡市を中心とする一帯は江戸時代末まで綿花栽培が広く行われ、
これを原料とする「真岡木綿」は、江戸末期に全盛期を迎えた。

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