益子天王塚古墳 (マシコテンノウヅカコフン)
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住所 | 栃木県芳賀郡益子町 |
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益子町道祖土字荒久台にある前方後円墳。付近には28基の古墳が分布し、本墳はこの荒久台古墳群の主墳的位置を占め、台の頂上部に構築されている。
墳丘長43m・後円部径21m・同高4m,前方部幅26m・同高4m・くびれ部幅18mを測り、前方部が後円部よりやや発達する。幅4~5mの周湟を持つ。
1954年(昭和29)と翌年にわたり3回の調査が行われ、山石小口積の横穴式石室からは本県では珍しい豊富な副葬品が出土し、本県の後期古墳を代表する古墳に位置づけられている。
玄室長4.55mで、奥壁へ幅を増すが中央部で1.57m・高さ1.61m・長さ2.3mの羨道を持つ。副葬品は、ほう製獣形鏡1面・単鳳式環頭太刀1・鉄太刀1・刀子4・鉄鏃150本・挂甲1領・衝角付冑、
そして青銅鈴5・雲珠5・鈴杏葉3・銜2・鎖1などの馬具類、さらに耳環・コハク製勾玉・滑石製管玉・多量のガラス小玉などが出土している。
特に環頭太刀は優品で本古墳の被葬者の身分の高さを思わせる。墳丘には円筒・形象埴輪が置かれ、これらの出土品から本墳の築造は6世紀後半代の年代が与えられよう。
勢力的に展開する益子地方の古墳文化の内容を象徴的に示す古墳である。
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