松葉川 （マツバガワ）
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詳細
| 住所 | 栃木県大田原市 |
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県北部の八溝山西斜面に発し、那須郡黒羽町（現大田原市）の富貴田、中野内、高戸屋を経て前田で野上川を合わせ、黒羽田町の南方で那珂川に注ぐ。流路延長約15㎞。
流域面積約66平方キロメートル。松葉川流域の八溝山麓は、江戸時代大関氏の森林政策の効あって、北関東有数の杉を中心とする森林地域に発展し、伐採された木材はこの川を利用して集散地黒羽に運ばれた。ここからさらに那珂川を利用して「いかだ」に組んで水戸市場に運ばれることも多く、黒羽で製材されるものもあり、黒羽は木材の集散地として発達した。1918年（大正7）国鉄東北本線西那須野駅から東野鉄道が通じると、京浜市場にもさかんに搬出された。
黒羽 - 那須小川間は1939年に、西那須野 - 黒羽間が1968年に廃止された。
