帝釈山 (タイシャクサン)
詳細
住所 | 栃木県 |
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栗山村(現日光市)と舘岩村・檜枝岐村(現福島県南会津町)との境にある。帝釈山は黒雲母花崗岩・流紋岩から成る山で標高2060mである。太平洋岸と日本海側の分水嶺をなす帝釈山地の主峰であり、鬼怒川・阿賀野川・利根川などの源流部である。
東北東に向ってだんだん高度を減ずる山頂部は高度1500~2000mでなだらかな平担面が連続しており田代湿原をはじめ多くの湿原がある。広大な湿原が山頂に広がる田代山(1971m)をはじめ帝釈山・台倉高山(2067m)・孫兵衛山(2064m)・黒岩山(2163m)栃木県・福島県境の山々を帝釈山地と呼ぶ。
黒岩山からさらに西北西へ赤安山(2051m)・檜高山(1932m)・燧ヶ岳(2356m)の支脈、男鹿岳(1777m)・荒海山(1581m)・安ヶ森山(1354m)・枯木山(1755m)・鬼怒沼山(2141m)・四郎岳(2156m)を連ね男鹿岳から南へ鹿又岳(1817m)・日留賀岳(1849m)の支脈がのびている。
檜枝岐村の人々はこの山を守護神としていたため帝釈山頂には駒御堂権現が祀られている。地元では「でえしゃく」とよぶ。栗山村(現日光市)の川俣温泉から引馬峠(1896m)を経て登る登山コースがあった。かつて日光と檜枝岐村を結ぶ最短コースの引馬峠は、川俣温泉に来る檜枝岐の湯治客に利用された。昭和に入っても利用されていたが、廃道となったなった。1964(昭和39)年には山頂を通る縦走路が開かれた。帝釈山は身近な登山ルートがなかったが、山裾を通る檜枝岐からの林道が整備されてきている。
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