鶏頂山 (ケイチョウザン)
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詳細
住所 | 栃木県日光市 |
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標高 |
県北西部藤原町(現日光市)に位置し、標高約1765m、高原釈迦ケ岳火山群の火口壁をなす死火山。別名を「金鶏山」といい、日本三百名山の「高原山」として、主峰の釈迦ケ岳、剣が峰、前黒山、西平岳などからなる那須火山帯の一部である。
鬼怒川温泉と塩原温泉の中間にあり、西麓に日塩道路が開通し、塩原温泉と鬼怒川温泉の双方から日塩道路を越える国鉄バスが運行されるようになり、また西山麓にはスキー場、リフト、レストハウス、山荘等ができ、冬季のスキーを中心として高原山群の中では一番観光開発がすすんだ。
また付近には開拓農場も点在し牛の放牧がみられ、夏から秋にかけては良質の高冷地だいこんが東京方面に出荷されている。山頂には古い祠があって信仰登山の昔がしのばれる。西中腹の枯木沼には、サンショウウオが棲み、雪どけの5月にはショウジョウバカマの紫紅の花、夏はモウセンゴケ、9月からはワレモコウやアザミの花が目立ち、浮島もあり小尾瀬の感じがするところである。