いろは坂 (イロハザカ)
詳細
住所 | 栃木県日光市 |
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奥日光に通じる国道120号線の馬返と中禅寺湖畔を結ぶカーブの多い自動車道。
下り専用(道路延長6486m)の第一いろは坂と上り専用(道路延長9468m)の第二いろは坂とがある。
第一いろは坂は男体山東斜面から華厳滝の左岸を通り男体山南斜面の中宮嗣に続いている。
昔から中禅寺(立木観音)や男体山(二荒山)への参拝者が通った道で、今でも女人堂・不動坂・地蔵坂など信仰にちなむ地名が残っている。
昭和初期に改修されてから自動車の走行が可能になった。1954(昭和29)年に約2年掛かりで改修舗装工事が完了し、有料道路となった。
徒歩で登ったころ栄えたという中の茶屋付近からの眺望はすばらしい。変化に富むドライブコースとして雄大なパノラマを楽しむことができる。
年々交通量が増え、渋滞が目立つようになったため、これを解消するため第二いろは坂の工事が1963(昭和38)年に開始され、明智平まで山を切り開き、東武鉄道株式会社専用道路を使って中宮嗣に通じるようになった。
第一いろは坂と比べて坂もカーブもゆるやかで、途中、カラマツやシラカバの林の美しさを楽しむことができる。20ある大カーブは第一いろは坂の28と合わせて48となり、各カーブにはいろは48文字の表示は立てられている。
同時に開通した金精道路と合わせて奥日光への交通は一段と便利になった。