霧降滝 (キリフリノタキ)
詳細
住所 | 栃木県日光市 |
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東武日光駅から北へ焼く4kmの位置にあり、板穴川の岩壁にかかる日光三名瀑の一つ。
上下二段に分かれ、上滝25m、下滝26m、全長75mという優雅な滝。
流紋岩(第三紀、造岩鉱物は石英、斜長石、輝石、角閃石など)の岩肌を、あたかも霧を降らせるかのように流れ落ちる。
滝つぼから見上げるのが最も壮観だが、滝の全貌を眺めるには滝正面の観瀑台からがよい。落ち口の幅は3m足らずであるが、滝の下では数倍に広がり、瀑水が泡沫状に飛び散るさまは美しい。
滝つぼへ降りる道があり、40分ぐらいで往復できる。また、滝をめぐる雄大な展望は、その景観の中に霧降高原や赤薙山、雲竜渓谷を入れて新緑のころから紅葉のころにかけてすばらしく、とりわけ10月下旬の紅葉のころが最も美しい。霧降滝の上流にはT字滝、玉簾滝、真暗滝がある。
滝を中心にして、標高1200m前後の比較的なだらかな斜面一帯を霧降高原と呼んでいるが、付近には滝や沢が多く、ヤマツツジ、ニッコウキスゲなどの群生地がある。