酒の泉 (サケノイズミ)
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詳細
住所 | 栃木県日光市 |
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滝尾神社の裏手、天狗沢に降りるとある。2mほどの木棚がある泉。
清水が静かに湧き出ていて、滝尾霊水酒の泉と記され、泉のかたわらに弁財天が祀られている。
酒の泉は、古来酒の味わいのある霊水とたたえられ、醸造家の崇敬があついもので、この水に粟をひたして持ち帰り、粟酒を作ると大変良い酒になったと伝えられている。
毎年11月最初の卯の日には「祈醸祭」が行われ、県内の醸造家が集って、この水を天水として持ち帰り、酒を作る。5月には、この出来上がった清酒を奉納する「報醸祭」が行われ、酒泉講として続けられている。
1971(昭和46)年この泉の水と、もう一つ恒霊山に湧く薬師の霊水とを併わせて、本社の境内西神苑に「二荒霊泉」が造られてからは、祈醸祭や報醸祭をそちらでやることもある。
酒の泉は「泉塔」とか「功徳池」とも呼ばれ、近くに別所があったので、「御供水」とも呼ばれる。