長沼城 （ナガヌマジョウ）
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詳細
| 住所 |
〒 321-4539 栃木県真岡市長沼 |
|---|---|
| 照会先 | 宗光寺 |
| 照会先電話番号 | 0285-74-0196 |
栃木県二宮町（現真岡市）長沼にあった城郭。平将門の乱を平定した藤原秀郷が下野守に任ぜられ、その子孫の小山氏の一族、小山宗政が、1184(元暦元)年に築城した。宗政はここに築城して居住すると、所領5千余町を有して長沼を姓とした。とくに武勇に長じたことは『吾妻鏡』に散見するが、源平の一の谷合戦の際は源頼朝に従って出陣し戦功があった。1240（仁治元）年長沼の地で没し、法名を生蓮といい、城跡に近い宗光寺に墓がある。長沼氏は4代長政の代に淡路の守護に任じ、代々淡路守を称し、南北朝期には武家方につき活躍した。12代成宗は1471（文明3）年古河公方足利成氏に味方し上杉氏と抗戦したが敗れ、これによって廃城になったという。現在はほとんどその形跡が残っていない。城域の跡地は住宅街となっており、わずかに「北門」「西木戸」などの地名にその痕跡が残る程度である。
