回廊・御供廊 (カイロウ・ゴクロウ)
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詳細
住所 |
〒 321-1431 栃木県日光市山内2301 |
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照会先 | 日光東照宮社務所 |
照会先電話番号 | 0288-54-0560 |
ホームページURL | http://www.toshogu.jp/ |
回廊は陽明門から左右に延びる廊下(単廊)で全長220mある。正保年間(17世紀中頃)までは北側にも廊下があり本社を囲んでいた。現在は東南西の三方コの字形になっている。共に国宝。
全面床張りで、内側は柱を立てただけの吹き抜きで総朱漆塗。南側の外壁の胴羽目には花鳥の大彫刻が施されている。廊下内外の蟇股には花鳥や動物など302個の彫刻があり東側の奥社参道入口にある眠猫もその1つ。
左甚五郎作と伝えられ、東照宮の数ある彫刻の中で最も有名なものの一つ。その謂われには諸説あるが、「牡丹花下睡猫児、我不関焉」との禅の公案を画題としたとも、この彫刻の裏側に竹林に遊ぶ雀の彫刻があり、猫が寝ているので雀が安心して遊んでいられるところから、家康公によって天下統一が成し遂げられ、平和が招来されたことを象徴しているとも考えられている。
御供廊は、東回廊から石の間に通ずる20m程の廊下で、毎日神前に供える神饌を運んだところからその名がある。内外の彩色は回廊とは異なり、特に大虹梁の金地に墨絵の浪、飛虹梁の雲と鳳凰の彩画等は豪華絢爛をきわめている。
回廊・御供廊 関連施設や情報
東照宮の社殿は、家康の没した1616年(元和2)、2代将軍・秀忠の命により11月から翌年3月までの5か月間に造られた。
まず藤堂和泉守高虎が総括繩張を行い、本多上野介正純を奉行として、建造物は幕府大……