蓮沼古墳群 (ハスヌマコフングン)
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詳細
住所 | 栃木県佐野市赤見町蓮沼 |
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佐野市赤見町蓮沼を中心に分布する古墳群。古墳群は蓮沼の西に南北に延びる低丘陵の尾根上に分布する一群、蓮沼地内の平坦な台地上に分布する一群、蓮沼南の赤見町下山崎や小中町五箇周辺の扇状地面上に分布する一群の三群に大別される。日本窯業史研究所によって調査された古墳は、小中町に所在する2基で、五箇2号墳・3号墳と呼ばれているもの。2号墳は帆立貝式の前方後円墳で、全長約20mであるが内部主体や周湟の有無は不明。3号墳は東西24m・南北26mの円墳で、墳丘斜面には河原石の小口積みがみられ、埴輪片も検出されている。内部主体は全長約6m・奥壁幅約1.3mの両袖型の横穴式石室で、耳環・土師器片が若干出土している。
本古墳は6世紀後半から7世紀初頭の築造と思われる。