専修寺境内 (センジュジケイダイ)
詳細
住所 |
〒 321-4511 栃木県真岡市高田1482 |
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照会先 | 専修寺 |
照会先電話番号 | 0285-75-0103 |
ホームページURL | http://www.honji-senjuji.jp/ |
国指定史跡。二宮町高田(現真岡市高田)にある。浄土真宗の開祖親鸞は、1207(承元元)年法難にあって、越後国に流されたが、5年で罪を許された。その後しばらく越後国にとどまり、のち関東に移った。親鸞の関東滞在中のことは、あまり明らかでないが、下野高田の専修寺は、1225(嘉禄元)年、真岡の大内氏の懇請によって、
如来堂が建てられたのに始まりといわれている。親鸞と専修寺との関係を直接示す史料はないが、
親鸞と下野の門徒との関係は、その消息によって知ることができる。専修寺は、真仏さらに顕智によって受け継がれ、関東地方における初期真宗教団の中心となった。その後、1465(寛正6)年、第10世真慧は、
伊勢一身田(現・津市一身田町)に専修寺をつくって本山とした。現在、境内にある御影堂・如来堂以下の建物は、いずれも江戸時代に再建されたものであるが、東国における初期真宗教団の活動を知るうえに重要なところである。なお、境内の南西200mのところには、親鸞以下10世までの祖廟があり、さらに、この境内より東2㎞の同町三谷には、草庵跡があるが、ともに史跡に指定されている。