真子遺跡 (マゴイセキ)
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詳細
住所 | 栃木県大田原市若草2-1188 |
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大田原市平林地内にある縄文時代中・後期の遺跡で、敷石住居跡が発見された本県では数少ない集落跡である。1964年(昭和39)と翌年にかけて大田原市教委が調査した。
本遺跡は東地区と西地区の二か所に分かれ、東地区の東方約300mのところには蛇尾川が南流し、善勝川は西地区の東およそ100mの地を流れている。両地区とも標高190m前後である。
遺跡は現在竹林・雑木林になっている。1号敷石住居跡は径5mの円形プランで、多数の河原石と若干の割石をもって敷石し、東・西・北の敷石限界には境界石がある。
2号敷石住居跡は床面の西・南側以外は敷石を欠くが、径3.5mの円形プランを呈し、扁平な河原石を多数使用し、南西部の敷石限界には1号跡と同様に境界石がみられる。
中央部より西寄りに炉様のピットが存在するが、焼土がないため炉跡と即断できないものである。1・2号とも縄文時代後期初頭の遺構である。
本遺跡からはほかに帯状の配石遺構も発見されているので、敷石住居跡との関係について究明する必要がある。遣物は中期から後期にかけての土器のほか、石鏃・石斧・石皿・敲石などの石器が出土している。指定月日 昭和36年12月8日 大田原市の指定史跡。
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