山崎百治 (ヤマサキモモジ)
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1890~1962年(明治23~昭和37)農学博士。酵母菌・納豆の研究。1903年宇都宮中学入学。東京帝国大学卒業後,中国の不老長生食を求めて中国大陸へ渡り,東亜同文書院教授となる。その後,岐阜高等農林学校教授として日本へ帰り,1930年(昭和5)宇都宮高等農林学校教授として学生から慕われた。その間,酵母菌の研究,特に本県特産の納豆の研究で有名で,「納豆を食べることは日本民族に繁栄をもたらす」と主張して全国に納豆を宣伝したので,「納豆博士」,「蛋白博士」の異名をとった。その他味醂や酸性飲料の製造法の研究,甘酒,老酒,こうじなどの製造法についての発明も多く,1953年帝国発明協会賞,1945年鈴木梅太郎賞,1950年県文化功労章を各々受賞した。宇大退官後は三重県に東方発酵科学研究所を創立して納豆等の研究に取組んだ。主著に『これが支那だ』『東亜発酵化学論攻』『支那物産総覧』がある。