日光東照宮 (ニッコウトウショウグウ)
詳細
住所 |
〒 321-1431 栃木県日光市山内2301 |
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料金 | 大人・高校生 1300円 小・中学生 450円 |
時間 | 4月1日~10月31日 8:00~17:00 11月1日~3月31日 8:00~16:00 |
照会先電話番号 | 0288-54-0560 |
ホームページURL | http://www.toshogu.jp/ |
照会先 | 日光東照宮社務所 |
日光市山内鎮座。徳川家康を神格化した東照大権現を主祭神とし、豊臣秀吉・源頼朝を配祀する。神紋に徳川将軍家の葵紋を用いている。
1616年(元和2)4月17日、家康が駿府にて75才で没すると直ちに久能山に神葬したが、遣言に従い日光山に遷座のため、同年10月天海・藤堂高虎・本多正純が社地の縄張りを行い、社殿造営に着手した。
翌1617年(元和3)3月社殿が完成,、神霊を久能山から移し、同年4月17日、2代将軍秀忠始め公武参列の下に東照社が鎮座した。祭祀は天海の山王一実神道に基づき、神仏習合によって祀られた。
その間1617年(元和3)2月21日には,朝廷から東照大権現の神号を賜わり、正一位の神位が授けられた。はじめ社号を東照社と称したが、1645年(正保2)朝廷より宮号が宣下されてから東照宮と称する。
家康を熱烈に崇拝する3代将軍・家光は、幕府の巨費を傾けて1633~1636年(寛永11~13)社殿を大造替した(寛永の大造替)。
鎮座以来朝野の崇敬篤く、朝廷からは度々奉幣使が参向し、宮号宣下の翌年からは毎年4月に参向することになり、日光例幣使と称して幕末の1867年(慶応3)まで200余年続いた。
東照宮の日光鎮座以後、各地に東照宮が勧請創建され全国に500社以上の東照宮が建立された。また、諸大名は奉賽のため種々の奉納を行なった。朝鮮との国交が回復されると、通信使が度々日光を訪れ様々な寄進がなされ,オランダからも青銅製の灯架が献納された。
東照宮を主体とする日光山は幕府の聖地とされ、しばしば将軍の社参を迎え(江戸時代を通じて19回)、また毎年春秋の祭礼には将軍名代や祭礼奉行の大名が参拝した。
街道・宿場・宿坊等も整備され、諸大名や幕臣の参拝も多く、庶民は参詣道者として早くから参拝が許されている。1689年(元禄2)には奥の細道の旅の途中、松尾芭蕉が訪れ、「あらたふと青葉若葉の日の光」と詠じたことはよく知られている。
1998(平成10)年国指定史跡、1999(平成11)年には「日光の社寺」のうちの一つとして世界遺産に登録された。