日光彫 (ニッコウボリ)
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詳細
住所 | 栃木県日光市 |
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照会先 | (一社)日光観光協会 |
照会先電話番号 | 0288-54-2496 |
1634年から1636年にかけて、徳川3代将軍・家光が東照宮を現在の華麗な社殿に造り替えたとき、全国から集められた名匠たちが余技として作ったのが始まりといわれる。
彫りの技法にはカゴ彫・スカシ彫・ウカシ彫・セン彫などがあるが、先端を約60度に折り曲げた「ヒッカキ」と呼ばれる刃物を用いる技法が日光彫の特色である。彫りが深く、男性的な曲線を描く日光彫り独得の持味は、このヒッカキから生まれている。
彫りの図案に菊・梅・桜・ニッコウキスゲなど植物を主に用いているのも日光彫りの特色で、東照宮の社殿彫刻の紋様に強い影響を受けている。
木地にはトチ・カツラ・ホウノキなどが用いられ、製品には盆類・茶托・菓子器・引出し物・花台・テーブルなどの伝統的家具や調度品に加え、近年はティッシュケース・電話台・ペン皿などの新しいデザインの作品も人気を呼んでいる。