かな地蔵尊 （カナジゾウソン）
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詳細
| 住所 | 栃木県足利市猿田町 |
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県指定有形文化財。足利市猿田町徳蔵寺境内にある。
高さ90cm、幅は上部が45cm・下部が50cm。
隅丸長方形の自然石（安山岩）の前面と側面を平たくし、次の銘文が刻まれている。「天開和尚嘉慶二戌辰三月十七日」。
これは1388（嘉慶2）年に没した天開和尚を供養した塔婆であったと思われるが、その後地蔵尊の碑として、万病平癒の信仰をあつめたという。
梵字の陰刻は薬研彫りで、銘文もほぼ明瞭であり全体に簡素でよく調和がとれている。
南北朝時代の供養碑の中でも，異例のイ字を刻むもので、製作年代の明らかな貴重な資料である。
