板碑 (イタビ)
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石碑の一種。関東地方においては秩父産の緑泥片岩を加工して作られることが多いため、青石塔婆の名がある。
板状に加工した石材に梵字や被供養者名、供養年月日、供養内容を刻んだもの。
造立の目的は死者の供養・追善などで、結集・講中といって多くの人々の浄財によって建てられる場合もあった。
栃木県における緑泥片岩製の板碑のうち最大のものは、足利市小俣町別府氏管理の1275(文永12)年3月銘の弥陀三尊式のもので高さ約2m。
最小のものは足利市小俣町鶏足寺の1326(正中3)年4月18日銘の釈迦一尊式のもので高さ約33cmである。
最古のものは矢板市後岡の明本寺境内に安置されている1244(寛元2)年11月銘の弥陀一尊式で高さ約60cmのもので、このほかさくら市には河原石製の自然石塔婆があり注目されている。