塩渓紀勝 (エンケイキショウ)

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元・亨・利・貞の4巻からなる漢文和綴りの紀行随筆集。
著者の奥蘭田(奥玄宝)は1888(明治21)年に塩原へ来て別荘「静奇軒」に滞在し、塩原の山渓を歩き、風俗産物・古跡・伝説などを解明し、終わりに温泉の泉質を説き、土石・草木にいたるまで細部までもらさず記載している。
また全巻を18景に分け、各景毎に当時の有名画家や著者自身の挿絵を配し、第4巻の後半には塩渓詩林と題して塩原に関する名士の詩文を集めている。
文豪尾崎紅葉の『金色夜叉』によって大衆に塩原が宣伝されたのは1902(明治35)年頃だが、それより12年早く、この塩渓紀勝の流麗な文章によって塩原は全国の人に知れ渡り、著名人の別荘が次々と建てられるようになった。

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