二宮町 (ニノミヤマチ)
詳細
住所 | 栃木県真岡市 |
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本県の南東端に位置し、東は茨城県岩瀬町(現桜川市)および協和町(現築西市)に、南は茨城県下館市(現築西市)、西は河内郡上三川町、南河内町(現下野市)および小山市、北は真岡市に接した、東西13.9㎞、南北8.1㎞の町であった。1954(昭和29)年5月3日、久下田町、物部村、長沼村の一町2村が合併し、二宮町が発足した。当時の人口は2万430人世帯数は3408戸であった。二宮町と命名した過程においては、種々様々な議論があったが、世の偉人として尊ばれ、その論理は現世にも生かされている、二宮尊徳の報徳仕法の「ゆかりの地」であることから二宮町として生まれた。町の西端には、鬼怒の清流があり、東端は八溝山系の連山がそびえ、そのふもとに小貝川が流れ、中央には五行川と、3本の一級河川があり、ともに南流して、下館市(現筑西市)で五行川を合わせた小貝川と鬼怒川とは利根川に注いでいる。この3河川から豊富に農業用水が取水でき、一帯は平坦地で地味が肥えた農地となっている。交通は、中央に真岡鐵道真岡線と並行して国道294号線が茨城県取手を起点として、本町を経て益子町で国道123号線と合流している。1993(平成5)年12月4日北関東自動車道の建設工事が始まり、2008(平成20)年3月15日に真岡インターチェンジが開通となり、東北自動車道栃木インターチェンジより最短となった。国道4号線バイパス道へは、県道栃木-二宮線で、10㎞圏内で合流することができる。東北新幹線へは、20㎞圏内に小山、宇都宮の駅がある。国道294号線、45号つくば真岡線が走り、さらには常磐自動車道を経て、京葉地区へ通ずる東玄関となる位置にある町である。米作と野菜栽培による営農形態が中心で、特にいちごの生産は日本一を誇り、生産額は50億円を突破している。緑豊かな自然に恵まれた田園環境を生かしながら、一人一スポーツを合いことばに、スポーツによるコミュニティーづくりに取り組んでいる町であった。
2009(平成21)年3月23日、真岡市に編入となる。