栃木：観光情報満載の観光Fan（観光ファン）

板室温泉から三斗小屋温泉に至る途中、那須岳西側にある南北500m、東西250mの湿原。標高約1230mのところに位置し、三方を山にかこまれた盆地状の地形をなす。この湿原は西ボッチの裾野に、茶臼岳溶岩の噴出口である日の出平や白笹山から流出した溶岩が谷を埋め、そのくぼ地に泥や砂が堆積して形成された。ここは、植物の宝庫といわれ、アカバナシモツケソウ、コバギボウシ、ニッコウキスゲ等、また周辺にはブナ、モミ、アスナロの林がみられる。現在、約230種類確認されている。近くに、那須山麓道路が走り、観光地化し、ハイキングコースがある。1974（昭和49）年に湿原の南端に沼原調整池が完成し、大型バスで行くこともできるようになる。なお、奥那須国民の森になっている。